今日もオス猫の去勢手術でした

今日の診察室

人懐っこい猫でした。手術前にカメラを向けると、こんな感じで首をかしげていました。麻酔をかける前に鎮静剤を打ちますが、薬の副作用で7割位の子が「嘔吐」します。飼い猫は絶食で来院していただきますが、餌につられて捕獲された外猫などは、タップリ食べてることがあるから、かえって吐いてくれた方が助かります。特に、メス猫の不妊手術は、お腹を開けて子宮と卵巣を切除するので、胃の中に物が入っていると、手術がやりにくいのです。

今日の猫も嘔吐しましたが、吐いたものの中に、ひも状のオモチャが沢山入っていました。この子、紐を食べる癖があるんですね。食べたヒモが小腸に絡まると、大変なことになります。絡まった糸や紐が、腸をブチブチと切っていくと、ほぼ助かりません。今日は、鎮静薬の副作用のおかげで、吐出しましたが、自力で吐けなくて、胃から小腸に流れたら、容態が急変したかもしれません。こんな癖のある子の周りには、ひも状のオモチャなどは、置かないことですね。猫は縦方向にも移動するから、注意が必要です。干していたスニーカーのヒモをジャンプして食べちゃった子がいましたよ。