予防注射

犬の混合ワクチン

犬の伝染病を予防するワクチンです。
生後60日目と90日目の2回、それ以降は1年に1回の接種をお勧めしています。

ペットショップなどで、生後45日くらいで打ってきた子は、75日、105日目に接種します。
ワクチンには6種混合ワクチンと9種混合ワクチンがあり、主に室内で飼われている子は6種、海や山などアウトドアに行く子は9種混合ワクチンをお勧めしています。

9種混合ワクチンに入っているレプトスピラ病は山に入って川の水を飲んで感染した犬を診たことがあります。死亡率の高い病気で、人も発病した犬から感染する事があるので、治療には気を使いました。

ドッグラン、ペットと泊まれる宿、ペット可のマンションの入居などに、ワクチンの接種が必要なこともあります。最近、犬の伝染病を診ることが少なくなりましたが、以前、子犬が産まれて、その一頭をワクチン未接種でペットショップに見せに行ったところ、そこで感染してしまい、その子犬を自宅に連れ帰ったら、兄弟犬6頭に次々にうつしてしまったことがありました。

猫の混合ワクチン

猫の伝染病を予防するワクチンです。
生後60日目と90日目の2回、それ以降は1年に1回の接種をお勧めしています。
ワクチンには3種混合ワクチンと5種混合ワクチンがあります。

猫は出来るだけ室内飼いをお勧めしていますが、猫を外に出す方、室内飼いだけど、猫が増える可能性のある方は5種混合ワクチンの接種をお勧めしています。
5種混合ワクチンは、猫白血病とクラミジアの予防ができます。

以前、室内に3頭の猫を飼っていて、新しく入れた猫が白血病に感染しているのを知らずに入れて、しばらくして、この猫が白血病を発症し、その後、それまで居た猫にも感染してしまったことがありました。この子たちは、完全室内飼育でしたが、外から入れた猫から感染してしまいました。

狂犬病ワクチン

狂犬病は、犬から犬、犬から人に感染する病気です。
法律で、生後3か月以上の犬は、狂犬病のワクチン接種と登録が義務付けられています。

狂犬病にかかった動物から咬まれるとウイルスが体内に入り、脳に感染して、興奮状態、徘徊、麻痺などの症状が出て死亡します。犬も人も同じ症状です。

日本ではワクチン接種で50年以上国内の犬からの感染はありませんが、病気は、日本、英国、スカンジナビア半島の国々など、一部の地域を除いて全世界に分布しています。ワクチン接種の啓もうのためタイで作られた人が発病したビデオを見ましたが、この病気にだけはなりたくないと思いました。発病すると、治療法はありません。このワクチンは、犬に接種することで、人を狂犬病から守るワクチンです。

各種ワクチン料金表

犬6種混合ワクチン6,820円
犬9種混合ワクチン8,800円
猫3種混合ワクチン5,500円
猫5種混合ワクチン7,150円
狂犬病ワクチン3,200円 ※初回は登録料3,000円が別途必要です