マイクロチップ
マイクロチップは直径が1mm、長さが10mm位の大きさのチップで、注射器の様な器具を使って、首の後ろの両肩甲骨間に埋め込みます。このチップには15桁の数字が入っていて、特殊なリーダーという器械を使って読み取ります、2022年6月から、ブリーダーさんが販売する子犬や子猫にマイクロチップの装着と環境省への登録が義務付けられました。すでに犬や猫を飼っている飼い主さんのマイクロチップの装着は「努力義務」になっています。できるだけ装着してくださいということですね。
マイクロチップを装着した子犬や子猫を購入したら、ブリーダーさんから、新しい飼い主さんに環境省への登録の変更をしないといけません。
マイクロチップを装着したら、日本獣医師会が管理運営するAIPOに登録しておくと、万一ペットが迷子になった時に、リーダーで読み取った番号から飼い主さんを探すことが出来ます。環境省の登録変更料は書面で1000円、オンラインで300円です。AIPOの登録料は1050円です。マイクロチップは動物病院で入れることが出来ます。当院では5500円で装着しています。予約は必要ありません。
「外で食事を与えている猫ですが雌なので不妊手術をしてください」と病院に連れてこられた猫で、お腹に手術の傷跡のようなものがあったから、「もしかしたら、元は飼い猫で、すでに手術を受けているのかも?」と思ってリーダーを当ててみたら、チップが入っていて、元の飼い主さんが分かったという事例がありました。マクロチップを入れてもらっているくらいだから、きっと可愛がられていたのでしょうね。