高齢猫の抜歯でした

今日の診察室

おばあちゃんが飼っていた猫を娘さんとお孫さんが引き継ぎましたから、年齢は不詳ですが、17年はすぎているんではないかということで、毛づやや、顔つきから判断して、かなり高齢であることは間違いなさそうです。引き継いだ時に、健康状態を見て欲しいとうことで、来院され、血液検査をすると、少し、腎機能が衰えていることがわかりました。歯周炎がかなり酷くて、口臭があり、引き継いだ娘さんも気にされてました。「食欲も旺盛です」ということで、血液検査の結果からみても、麻酔は大丈夫だと思うので、早めの麻酔下での抜歯をお勧めしていました。

抜歯当日、「娘が、昨日、猫が、けいれんしていたと言ってました、そういえば、おばあちゃんも、そんなこと言ってたような?」、「おい、おい、それは聞いてないぞ・・」。初診の方だし、けいれん歴のある高齢猫に麻酔をかけるのは、怖いので「では、今日の抜歯はやめましょう」と話すと、やって欲しそうです。確かに、かなり膿が混じったよだれが口の周りから、前足にまで付着して臭いが気になりますし、猫も辛そうです。いつも猫の不妊、去勢手術に使っている、麻酔導入薬はけいれん歴(てんかん発作歴)のある子には、使い難いので、違う薬剤を使って導入して、無事に処置を終えました。これからはネコも、新しい飼い主の方も、快適に過ごせるでしょう。健康寿命も延びるんじゃないかな?