オス猫の尿道閉塞です

今日の診察室

吐いて、食欲がないということで来院した4歳のオス猫です。吐き気止めの処置で良いかな?なんて思いながら、念のためにお腹をさわると、カチカチに膨れた膀胱が・・・。「ありゃ、尿閉だ!」。オス猫は膀胱の中に細かい砂が出来て、それが、尿道に詰まって、オシッコがだせなくなることがあります。こうなると、急激に腎機能が悪化しますから、何度もトイレに行く、食欲がない、排尿の格好をしたときに鳴く、オチンチンを気にして舐める、嘔吐する、などの症状が出ます。急いで、オチンチンの先から、細い管を入れて、尿道を開通させないと、3日位で死んでしまいます。

今日の猫もすぐ麻酔をかけて、なんとか尿道を開通させて、膀胱の中を何度も洗ってから、尿道に入れた細い管を留置して、オシッコを出せるようにしました。腎機能が悪くなっていたので、入院治療になりました。写真は、膀胱の中に溜まっていたオシッコです。膀胱がダメージを受けたので血尿になってます。

猫は1日入院しましたが、翌日には元気になりましたから、夕方、おうちに帰りました。この病気は、多頭飼育されているオス猫に多いようです。療養食で再発を防止しますけど、この子だけ療養食を、というのは、多頭飼育していると、なかなか難しいのが、悩みの種です。