猫の不妊手術をしました

今日の診察室

「保護した子猫が発情したみたいなので、手術をしてくれますか?」とお電話がありました。カルテを見ると、保護したのが10月でカルテには「生後1か月?」と書いてありますから、まだ生後3か月位です。歯もまだ乳歯みたいですから、「まだ早いのでは?手術は来春で良いのでは?」とお話していました。

今朝、1番にその方が猫を連れて来院してきました。「やっぱり発情みたいで、ニャゴー、ニャゴーとさかんに鳴いていて、眠れません、手術してください」ということです。顔はまだ幼いし、永久歯も生えてきていません。体重は2kgジャストです。飼い主の方は、これまでも猫を飼った経験があり、発情には間違いなさそうです。

当院では、ガス麻酔で手術をおこない、ガスを吸わせるのに、気管チューブをいう管を気管内に入れて麻酔を維持しますが、それの一番細いヤツを使いますが、まだ、気管の入り口が小さいので、なんとか入れて、手術を始めました。

お腹を開けて子宮を引っ張り出すと、子宮と卵巣は立派に発育していて、卵巣には、発達着た卵胞が出来ていました。それぞれを摘出しました。これで、発情の兆候は治まります。しかし、顔つき、体つきは、まだ子猫の面影一杯です。早熟な子って居るんですねぇ~。(写真取り忘れたので、掲載写真はイメージです、ごめんなさい、でも、こんな感じでしたよ)