「陰部から、何かが出てきた！」ということで来院してきた１５歳のメスのワンコです。膣平滑筋腫という良性の腫瘍です。今までも膣の中にあったのでしょうけど、それが大きくなって外に飛び出してきたのでしょう。不妊手術を受けていない雌犬に、たまに見られます。良性ですが、陰部からキノコみたいなものが飛び出してきて、その表面が擦れて出血したりすので、かなり、塩梅が悪くなります。
ワンコは高齢ですが、このままにして置くわけにはいかないので、手術で切除しました。余裕があれば、同時に不妊手術をすると再発防止になるし、小さなものでしたら、小さくなってなくなるのですが、今回は、ワンコの年齢も考えて、負担が少ないように、腫瘍の切除だけ行いました。
写真は、術後２時間位のワンショットです。入院室で点滴をうけながら、ゆっくりしています。明朝、退院です。
