猫ひっかき病

今日の診察室

猫の持っている「バルトネラ菌」という細菌が原因の病気です。この菌を持っている猫から、ひっかかれたり咬まれたりすると、この菌が体内に入って、咬まれたところやリンパ腺が腫れたり、発熱したりします。この菌はノミ媒介しますから、地域猫のお世話をしている方などは、注意が必要です。抵抗力の強い人は、自然に治りますが、治るまでに数日かかりますから、病院に行った方が良いですね。

わたしも職業柄、何度かやられてますが、腕が、赤ちゃんの腕みたいに、パンパンに腫れて、発熱もするので、かなりキツイです。抵抗力のない子供さんや、年配の方は、重症化することもあり、外出する飼い猫に咬まれてこども病院に入院された子供さんや、リンパ節が腫れたので、リンパ腫を疑われて、診断がつくまでに、時間がかかった年配の方も居ました。

予防には、ノミの駆除です。猫を外に出さないことも大切です。最近は、室内飼いの猫が多くなったので良いことですが、この病気以外にも「重症熱症血小板減少症(SHTS)」という、感染すると、死亡率の高い猫から人にうつる病気もあります。飼い猫は外にださない、外猫には手を触れない、ことが大切です。読売新聞の日曜版の健康欄に載っていました。