先月、ワクチン接種と健康診断で来院してきた猫です。血液検査は異状なかったのですが、口の中を診ると、歯周炎でグラついている歯があるようだったので、麻酔下での抜歯をお勧めしていました。
歯周炎のある猫は、口の中が痛いので、あまり良くみせてくれません。麻酔で眠らせて口の中を診ると、炎症が進んだ歯肉の上に、歯が乗っかっているような状態でしたから、あまり苦労することなく、抜歯が出来ました。抜いた後の歯肉を縫合して、終了です。処置は30分ほどで終わりました。
犬や猫の歯周炎の治療をすると、「今まで、痛かっただろうなぁ～」と思います。彼らは痛みには強いのですが、人だったら、とても耐えられそうにありません。これからは、快適に過ごせますね。
