今日は16歳のメスの小型犬の手術でした

今日の診察室

心臓病の治療をしている16歳の小型犬です。毎月お薬だけ処方してますから、久々の来院です。「お腹にデキモノが出来たから見て欲しい」ということで、先日来院しました。来院した子を見てビックリ、体重4kgのワンコのお腹には、子供の握りこぶし位の大きさの腫瘤が鎮座してました。

1年以上前、歯根炎で来院した時のカルテには、「乳腺腫瘍有り、歯周炎の抜歯治療と同時にオペ」と書いてありました。その後、歯周炎はお薬で治ったので、来院が途絶えてました。その時は、小指大でしたが、このままにして置いたら、近いうちに表面が破れて、悲惨なことになります。破れると、そこから出血して、ワンコの健康状態も悪化します。飼い主の方も手術を希望されてます。持病もあるし、高齢だし・・、でも、やらねばならぬ!

無事に、手術を終え、麻酔も安定していたので、歯石を取って、歯根炎の原因となっていた歯も抜歯しました。昨夜から、「麻酔の導入薬は何を使おうか?、導入時に呼吸が止まったり、心拍が落ちたりしたりしたら・・」とシュミレーションしてからのオペで、睡眠が浅かったですけど、飼い主の方が「良かったねぇ~」って言いながら、抱っこしてる姿を見て、コッチも心の中で「良かったねぇ~」、今夜は眠れそうです(笑)