午後の手術予定は、(メス猫・不妊手術)でした。電話予約をスタッフが受けていました。猫が来院して、作成されたカルテを見てビックリ!、推定年齢が12歳、ひょっとしたら、まだ高齢かもしれないとのことです。毎年発情していましたが、今年は特に発情が強くて、マーキングに困るので、手術して欲しいということです。術前の血液検査には異状がなかったので、麻酔をかけて寝かせてから、お腹を触ると、膀胱とは違う位置に、液体がたまってる感じがして、エコーで見ると、やはり間違いなく液体が溜まっていました。「これは、多分、子宮に液体がたまっているな」。
お腹を開けると、液体が溜まって膨れ上がった子宮がお腹の中にありました。子宮と卵巣を摘出して、手術を終え、子宮の中に溜まっている液体を調べると、膿とは違いましたが、茶褐色のなんとなくヤバそうな液体が溜まっていました。
通常ですと、手術当日の夕方に退院しますが、今日のニャンコは麻酔の覚めがあまり良くなくて、横になってる状態でしたから、体を温めて、点滴をしながら一晩様子をみることにしました。強い発情を繰り返したり、術後グッタリしてるのは、子宮の病気と関係があったのかもしれません。
翌日には、元気を回復しましたから、無事に退院できそうです。写真は、術後のワンショットです。やはり、不妊手術は1歳前後で受けたほうが良いですね。