推定年齢12~3歳で、体重が7kgのワンコに出来た体表のイボ(腫瘍)を取りました。3か月前に来院されたときに、腹部と背中に2センチ位の腫瘍があったので、「まだ、犬が元気なうちに麻酔をかけて取った方が良いかも?」と、お話してました。いよいよ高齢になって、腫瘍が大きくなって、麻酔のリスクが出てくるよりは、今の方が良いかも、ってことですね。
手術を受けに来院した飼い主の方が、メモを持っています。詳しく探したら10個ほどあったので、この際、いっぺんに取ってくださいということです。メモには、「右足付け根2個」とか、後ろ足、かかと付近に1個」とか書いてありました。当初予定は2個だったので、あらま!と思いましたが、そこそこに大きいし、ご希望通り取ることにしました。
切除には電気メスを使うので、1個5分程度で取れますが、止血や縫合などもあるので、すべて切除するのに1時間以上かかりました。悪性のものはないと思いますが、ワンコの体質で、イボが沢山出来る子が居るようです。