「肛門周囲腺腫」という雄犬特有の腫瘍があります。肛門の周囲に出来る良性腫瘍ですが、大きくなると表面からジュクジュクと出血するので、なんとも塩梅が悪いことになります。去勢手術を受けていない中高年のオス犬に見られます。飼い主の方は、お尻付近から出血するので、ワンコが「痔」になった?ということで来院することが多いようです。手術で切除しますが、再発しないように、同時に去勢手術をします。
今日のワンコも、そんな感じで年末に来院してきました。飼い主の方はポタポタと少量で出血するので早くしてほしそうでしたが、年も押し迫ったてましたし、術後の経過もあるので、手術は年が明けてからということで、今日の手術になってました。
ところが、今日は大雪で、公共交通機関が止まって、スタッフが出勤できてません。ワンコは、マイカーでは危険なので、タクシーを頼んで来院するそうです。TVで交通情報をチェックしてると、やっと12時前に、「西鉄バス随時運行開始」が出たので、ワンコを連れてきてもらい、スタートは遅れましたが、出勤してきたスタッフと無事に手術を終えることが出来ました。雪が降ると、毎年、こんなことがあります。