またもやオス猫の尿道閉塞です

今日の診察室

ここ2か月位の間で、膀胱炎を繰り返している5歳位のオス猫、室内飼い、食事は市販のドライフードメイン、体重は7kgもあって、肥満傾向・・、「いつか尿道閉塞を起こすリスクがあるから、ロイヤルカナンの処方食をやってくださいね」と何度もお願いしてましたが、一応、与えているけど、同居猫がいるから、そっちを食べることもある、とか、ナントカ、カントカで完全に食事の変更が出来ず、とうとう、オシッコを詰まらせて、来院しました。

飼い主の方は、またいつもの膀胱炎で注射でも・・、という感じでの来院でしたが、お腹を触るとやや膨れた膀胱に触り、エコーで見ると、膀胱の中に砂粒物が沢山みえましたから、麻酔下での処置になりました。

写真は、生理食塩水で膀胱を洗って、洗い出した細かい砂です。これを見て、ことの重大さを認識して、食事管理をしてくれると良いのですが・・、完全閉塞をおこすと、3~4日でアウトですからね。同居猫も同じ食事を与えることになります。ロイヤルカナンの療養食は、高品質なので、これを食べてる猫は、年をとっても、毛艶も良いし、健康度も良い感じです。