6歳のオス猫です。「最近、硬いものが食べられなくなった、口臭も気になる」ということで来院してきました。口の中を診ると、奥歯に歯石が付着して、歯周炎がおきてるようでしたから、麻酔をかけて抜歯することにしました。この子、以前も歯周炎で抜歯歴がありますが、今回は、奥の歯をすべて抜きました。もうこれで、抜歯することはないでしょう。口の中の衛生状態が格段に良くなりました。
歯周炎のある子は、口の中の細菌数が多いので、常に、細菌を飲み込んでいる状態になるので、腎臓や肝臓などにも悪影響があるようです。猫は「慢性腎臓病」が多いので、今回の処置が、慢性腎臓病の予防にもなると思います。猫の寿命は延びてますからね。