今日は10歳のオス猫のケガの治療でした

今日の診察室

1週間前にケガで来院した猫です。猫同士のケンカが原因だと思うのですが、左太ももの皮膚が大きく欠損していました。猫のケンカ傷は、ブスリと牙が入ると、皮膚の下で化膿が進んで、傷に気付かずにそのままにしておくと、皮下膿瘍(おできの様なものです)になります。猫の皮膚は丈夫なので、毛もあるし、気づかないことが多いのです。

そして、最後には皮膚が壊死して脱落して、大きな傷になります。この時点で来院することが多いのですが、すぐに縫い合わせると、化膿が進んでいるので、傷が引っ付かないことがありますから、当院では、長期間効果が持続する抗生物質を投与してから、縫い合わせることにしています。10日後に抜糸になります。完治すると良いですね。

明日は、台風が直撃しそうなので休診です。金曜日は公共交通機関が動いていたら、開けたいとおもいます。よろしくお願いします。