6歳の室内飼いの猫のお尻から出てきた虫です。長さは2~3mm位です。「猫条虫」といいう寄生虫で、ノミが媒介します。この虫、出てきたときは、うねうねと動いていますが、しばらくすると固まって動かなくなります。この中にこの虫の卵が入っていて、この卵をノミが食べて、卵た食べたノミが猫の口から入ると、成虫になって、小腸に寄生します。
成虫になると長い虫で、竹の節のようにつながっていて、後ろの方から、ちぎれてポロポロとお尻から出てきて、「センセイ、虫が出ました!」ということになります。病原性は弱いみたいですが、お腹の中で猫の栄養分を横取りしてるので、駆虫しといた方がいいですね。
以前は、ノミの駆除と駆虫薬の投与を行ってましたが、最近の滴下型のノミ駆除薬は、駆虫薬の成分も含まれているので、この薬を滴下するだけで、ノミと寄生虫の駆除が同時にできてます。