今日はそけいヘルニアの手術でした

今日の診察室

そけいヘルニアというのは、股の付け根の「そけい部」に穴が開いて、そこから、お腹の中のものが皮膚の下に出てくる病気で、そのほとんどが先天的なものです。穴の大きさによって、出てくるものが、脂肪だったり、腸管や子宮だったりします。

今日のワンコは6歳の小型犬でした。以前から、ヘルニアはあったのですが、最近大きくなったということで来院しました。指で押しても、お腹の中に入れ込めなくなったので、手術で穴を塞ぐことにしました。そけい部には親指の頭ほどの穴が開いて、そこから、脂肪組織が皮下に出てきてましたから、それを取り除いて、穴を塞いで終了です。文章に書くと、簡単そうですが、時間が経過しているので、癒着もあって、手術には3時間位かかりました。写真は、手術を終えて1時間後のワンコです。まだ麻酔の影響が残ってて、ボンヤリ、ウトウトしてます。明日の朝、退院します。