☆今日のニャンコ☆

今日の診察室

5歳のメス猫が、食欲不振で来院しました。食事をあまり食べなくなって、時々、黄色いものを吐いているそうです。腹部を触ると、お腹の中に丸い小さな鶏の卵のようなものに触れました。エコーで見ると小腸のようですが、明らかに異常です。小腸に何かが詰まっているのか、何かが出来ているのか・・。外科でやらないと治りそうにありません。助っ人の先生を呼んで、二人でお腹を開けてみることにしました。お腹を開けてみると、小腸の一部が腫れあがって、その部分が破れて、腸の中身がお腹に漏れていました。開腹がもう少し遅れたら危ない状態でした。腫れた部分を切除して、腸を繋ぎ合わせて、手術を終えました。術後の経過は良好で、嘔吐もなく、4日目には食べるようになったので、退院しました。腫れた部分は病理検査に出しました。まだ若い猫です。悪性腫瘍でないと良いですね。