オシッコが出せなくなったオス猫が来院しました。体質的に膀胱の中に細かい砂ができる猫がいます。その砂が、オス猫の細い尿道に詰まって、オシッコが出せなくなるのです。猫は極端に具合が悪くなって、尿毒症状態になるので、食欲廃絶、嘔吐、元気消失などの症状がでます。尿道から細い管を入れて、尿道を開通させて、その管は2~3日入れておいて、点滴などしながら治療します。尿道が開通うしてオシッコが出せるようになると、元気回復します。
今日のニャンコは昨年も同じ状態になり治療して、再発しないように、療養食をご紹介していました。食事さえきちんと改善したら、再発は少ないのですが、今日のニャンコは同居猫が居て、この子の食事も食べていたようで、期待した効果が出てなかったようです。療養食は健康な猫が食べても問題ありませんから、これからは、同居猫も同じ食事を食べてもらうことになりますね。